どうしてバイアグラという薬が作られたのか、その理由とは

精力剤のような錠剤を掌の上に広げている画像

バイアグラは何故作られた?

男性には、体の悩みがある人が少なくありません。勃起不全も、男性に多い悩みのひとつです。EDと略して呼ばれることも多い勃起不全は、様々な原因で発症する病気です。ストレス社会の日本では、ストレスによる心因性勃起不全の患者も増えています。また、40歳以降になると、高血圧症や糖尿病など生活習慣病が原因で勃起不全を発症する人も多くなります。血管の問題が起きやすい糖尿病や高血圧は、勃起不全になるリスクが高いのです。勃起不全になった場合、投薬治療が行われます。

今は、大手製薬メーカーが優れた治療薬を開発しており、適切な治療を行うことで勃起不全の症状が改善された人も多いです。勃起不全の治療薬として、世界的に有名なのがバイアグラです。この治療薬が何故製造されたかについては、面白いエピソードがあります。実は、バイアグラは狭心症の治療薬として開発が進められていたのです。

ところが、研究が進んでも成果が得られないため、臨床試験が中止されます。臨床試験が中止になったため、治験で使われていた治験薬剤は返却する必要があります。ところが、返却しない治験者が多かったのです。理由を調べたところ、勃起に効果的であることが判明したのです。その結果、勃起不全の治療薬が世界で初めて誕生することになったのです。日本でも爆発的に売れたバイアグラは、偶然の産物だったのです。

男性は、勃起を抑える酵素を持っているのですが、この酵素の働きを阻害して、勃起を促すのがバイアグラの有効成分です。勃起不全の治療薬は、PDE5阻害薬と呼ばれていますが、PDE5というのが、勃起を抑える酵素なのです。PDE5阻害薬を利用する場合は、注意すべき点があります。狭心症の治療を受けている人の中には、硝酸剤を使っている人もいます。硝酸剤で治療中の人は、バイアグラは使うことができません。病気を抱えていて、薬を飲んでいる人は、治療の前に医師か薬剤師に相談しておくことが大切です。

性行為は、心臓に対して負担をかけるので、勃起不全の治療薬を服用する場合は、医師と体の状態について話し合っておいた方が安心です。発作の治療を受けている場合は、使っている治療薬を伝えておきます。救急医療機関を受診する場合は、医師に服用している治療薬について伝えておきます。治療薬だけでなく、勃起補助器具を利用している場合でも、必ず医師に伝えることが大事です。もし、治療中に気分が悪くなったり、頭痛やほてり、消化不良などの副作用が出た場合は、すぐに薬の服用を中止して医師の診察を受ける必要があります。